ローマ建設の道

めくってもまだ、残りの頁数は変わらない程に分厚く見える。だが、1枚ずつめくることをやめれば永遠に巻末に辿り着くことはないし、1枚ずつめくることでしか進むことはできない。そうやって、目標に辿り着いた時、大きな喜びに包まれる。でも、それと同時にまた新たな厚い書物が目の前にちらついて見える事もまた真実である。めくる書物を間違えたとしても、また別の書物をめくればいい。また、間違えた書物から得られる事も大きい。