裁判所見学

昨日裁判所の見学に行ってきた。裁判員制度の説明が主で、国の必死さが伝わってきた。個人的には、裁判員制度はよく分からない。見学の時に法曹三者(検察官、弁護士、裁判官)の各々1名がそれぞれの見解を述べていたが、どれも無難に裁判員制度の良さを述べる程度で目新しい事は聞けなかった。地方裁判所は建て変わったばかりらしく、とても新しかった。建物内の自販機の飲み物は80円で売られていたのには驚いた。見学に来ていた人は、高齢者が多かったかも。おじさんも割りといた気がするが、20代とかほぼ皆無だったので、なんか浮いてた気がする(ちなみに10代の子供が1人いた)。県庁のお偉いさんが離している時に携帯で写メ撮ったり、携帯のボタン音がずっとしていたりとオーディエンスにも突っ込みどころは満載でした。自分が当事者で裁判に関わるとして、見学に来ているような人(マナーが悪かった人)には裁かれたくないと正直思った。だって、人が離している間中携帯いじったり、ずっと帽子いじってうわの空に、自分のこれからを決められると思うと恐ろしい。


ちなみに、見学で述べられていた裁判制度の利点というのは、

  • より深みを増す
  • より迅速で分かりやすい審理になる
  • 一般人に分かりやすいような平易な言葉になることでより分かりやすいものになる
  • モニターを使ったパワポなどによって視覚的にも分かりやすい裁判になる


というもの。個人的に今回の導入で感じた点を列挙してみる。

  • より深みを増すというのがどういう点なのか分からないけど、法律的な点でいうと、確実に浅くなるだろうと思う。多角的な視点で裁判に臨むことができるかもしれないが、法律を踏まえた上での多角的な視点になるのかは疑問。要は裁判員の中で論点がずれてしまう事も起こりうる事もあるのでは?
  • 裁判員は裁判官よりマスコミの影響を受けやすいように思われる。その結果公正な判断を下せないのではないか。


今の所、こんな感じ。裁判自体はデジタル化されて、裁判の映像をデータで保存されたりはしないのかな。